(1)「なぜ」苦しむ遺族
2009年5月18日仏壇に手を合わせる山上明雄さん。「なぜ見ず知らずの他人の命を奪ってまで」という疑問は消えない(阿見町内の自宅で) 「他人の命奪い死刑に」
「なぜ自殺じゃなく、見ず知らずの他人の命を奪って死刑になろうとしたのか。『何で』という疑問は消えません」
昨年3月23日白昼、荒川沖駅そばのスーパー長崎屋入り口で、金川真大(まさひろ)被告(25)に文化包丁で首を刺され、亡くなった山上高広さん(当時27歳)の父明雄さん(63)は1年間、そう思い続けてきた。金川被告からは今に至るまで被害者への謝罪や反省の言葉は聞かれない。明雄さんは「もし終身刑があれば、一生、刑務所で自分の罪を見つめてほしいが、現実にはない。死刑だと被告の思うつぼだが、やはり極刑にしてほしい」と記者を見つめた。
「なぜ自殺じゃなく、見ず知らずの他人の命を奪って死刑になろうとしたのか。『何で』という疑問は消えません」
昨年3月23日白昼、荒川沖駅そばのスーパー長崎屋入り口で、金川真大(まさひろ)被告(25)に文化包丁で首を刺され、亡くなった山上高広さん(当時27歳)の父明雄さん(63)は1年間、そう思い続けてきた。金川被告からは今に至るまで被害者への謝罪や反省の言葉は聞かれない。明雄さんは「もし終身刑があれば、一生、刑務所で自分の罪を見つめてほしいが、現実にはない。死刑だと被告の思うつぼだが、やはり極刑にしてほしい」と記者を見つめた。
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